ここはゲーム開発に苦しむ森のクマがいる森・・・
アイちゃん「どうしたの森クマ!テンパりすぎて目が垂直に並びつつあるよ!」
(彼女はアイちゃん。課金アイテムの導入を助けるサービス itemstore のアイドルである。)
森クマ「新作のゲームで、どうしても解決しない部分があって・・・しかしこのままではリリースが遅れてしまうので、徹夜を敢行するつもりですクマ!」
アイちゃん「ダメだよ森クマ!!そういうときはしっかり寝て頭を休めるのが大事!この記事にもあるように、寝ている間にバラバラだった考えが整理されて良いアイデアが生まれるかもよ?」
森クマ「うぅっそうですね・・・明日の自分を信じて羊がスヤァッ!!!」
アイちゃん(明日の自分を信頼しきってるなぁ)
次の日・・・
森クマ「ああっ!!今日はいいアイデアを思いついたックマ!」
森クマ「うふふ・・・いいアイデアが浮かんだ日の朝食はおいしいックマ!これで大ヒット間違いなし・・・」
彼はまだ気づいていない。美味しいご飯を食べ終わった頃には、アイデアを思いついたと言う事実すら忘れてしまうことに。
(アイデアを思いついたことはおろか、悩みがあったことすらスッキリ忘れている。)
アイちゃん「そこで今回は、寝起きのアイデアを忘れる前に記録する方法を考えて実践してみたよ!!」
案1 枕元にメモ帳を置いておく
森クマ「朝起きたら、すかさずアイデアを文章化してメモを取れるようにしておくックマ。これで確実に寝起きのアイデアが記録される。」
(この技術力はNASAにも匹敵する)
森クマ「残念ながら今回の記事はこれで完結ですねクマ。毎朝膨大なアイデアが記されていき、3日後には次のノートが必要になってしまう・・・明日が楽しみクマ!」
そして次の日・・・
(なんか いいアイデアが 浮かんでいる気はする)
(なんだっけ・・・)
(まずご飯を食べるックマ)
(ネットサーフィンをしている)
結論:ほぼ記録しない
(3日目くらいにはノートが寝室の隅に吹っ飛んでいた)
森クマ「そもそも寝起きにメモを取るという行為がめんどくさいクマ。ノートを開くのすら怠い・・・」
アイちゃん(これがダメだったら何をしてもダメなんじゃ・・・)
森クマ「強制力!強制力が必要ックマ!」
案2 アラームから記録をするように囁きかける
森クマ「習慣化が大切ックマ、習慣化するにはコーチが必要・・・コーチは自分!」
森クマ「iPhoneのアラームに自分の声を吹き込んで、寝起きにアイデアを思い付いてたらメモするように囁きかけるのはどうでしょうクマ」
アイちゃん(これもダメそうだなぁ)
カスタムアラームは、iPhoneのボイスメモで録音してiTunesでPCに取り込んで着信音形式にしてから再度iPhoneにインポートすればできるよクマ!みんなもググってやってみよう!
次の日・・・
アラーム「いいアイデア を思いつきましたか? いいアイデア を思いついてたらノートに記録しましょうクマ」
ううっ・・・
アラーム「いいアイデア を思いつきましたか? いいアイデア を思いついてたらノートに記録しま
(このときiPhoneについた傷は今も癒えない)
結論:強制するほど記録するのが嫌になる
森クマ「なんていうか、寝起きに自分の声で起こされること自体が苦痛でしたクマ。」
アイちゃん「声も問題だけど、それ以前に寝起きに考えをまとめてメモするっていうこと自体がハードルが高いってことだね(特にクマにとっては)」
森クマ「そうなんです・・・寝起きは寝起きの余韻に浸っていたいし、頭がまだ働いていないックマよ。そうして詳細を忘れた頃に、アイデアを思いついてたことを思い出すんですクマ。」
森クマ(あれ・・・今日の朝なんか良さげなアイデアが思い付いてたような・・・気のせいだったかしら・・・いや・・・思い出せない・・・夜ご飯・・・)
アイちゃん「いっそ、アイデアを思いついたという事実だけでも覚えてられたらいいのにね!そうすればアイデアを忘れる前に記録するチャンスが生まれるかもよ!」
森クマ「そっ それックマ!」
案3「いいアイデアを思いついた」という「事実・断片」だけ記録しておく
アイちゃん「ノートだとまた書くこと自体めんどくさくなりそうだから、自分の朝の過ごし方の中に自然に組み込める動作のほうがいいんじゃないかな?」
森クマ「朝のうちに1度はPCを起動しているので、その時メモ帳を自動的に開いて、そこにアイデアを思い付いたことだけメモるようにしてみましたクマ。」
(MacBookならデフォルトで入っているスティッキーズも使いやすいクマ。システム環境設定→ユーザとグループ→ログイン項目 でPC起動時に自動的に開くように設定してみたクマ)
森クマ「無理に文章化せず、そのとき印象に残っているキーワードだけメモる感じで、はじめてみましたクマ」
アイちゃん(カオスだなぁ)
森クマ「でも意外とこれが続いてて、お昼にまたPCを開いたときに、朝のアイデア内容をリマインドする癖がついてきたんですクマ。」
(寝起きは断片的にメモっておいて、後から見返したときに内容をしっかり文章にしておクマ。わけわからないときは「不明」にして悩まないようにするのも大事。)
森クマ「もっと言うと午前中に「今日は朝に何か思いついてたかな」って思いを巡らす時間ができて、そこでまたアイデアが生まれる様になったんですクマ!これは思わぬ副産物クマ。」
アイちゃん「何かを習慣化するときは、いきなり複雑なことから始めずに、まずは簡単なことから始めて、徐々にステップアップしていくことが大事ってやつだね!これはゲーム開発にも通じることだよ!」
アイちゃん「それじゃあそろそろまとめに入ろうね!今回は悩める森のクマが、寝起きのアイデアをいかにメモするかを題材に試行錯誤してみたよ!」
- 思いついたアイデアをすぐに文章化するのが難しい時は、擬音や断片情報だけでも記録しておくと、後で内容を思い出しやすかった
- メモる動作を自分の日常行動の中に無理なく組み込んでおくと、習慣化しやすかった
- 悩ましい時は寝るに限る
森クマ「よおし!!寝起きのアイデアはすべからく良いアイデア!!この1週間で溜めに溜めた寝起きアイデアを片っ端から実装するックマ!!」
このクマはまだ気づいていない。寝起きに得たアイデアが必ずしも良いアイデアとは限らないことに・・・
完
文・イラスト:ふりふら
森のゲーム開発室「SleepingMuseum」で白いクマや少女が暴れまわるゲームを作っています。
作ったゲーム:https://sites.google.com/view/sleepingmuseum/
森クマblog:http://shakeflower.hatenablog.com/
Twitter:https://twitter.com/shakeflower