森クマ「んああああ落選んぅううううう!!!!!!神は死んだ・・・」
アイちゃん「どうしたの森クマ、神が死んだような顔をして」
森クマ「Unity1週間ゲームジャムで作った神々の遊戯、『バベルンルン』を今年のTGS(東京ゲームショウ2019)インディーゲームコーナー無料枠に申し込んだけど、落選クマ・・・」
(落選時の気持ち)
森クマ「ううううっこうなったらTGSの4日間は、新作ゲームの開発を爆速で進めるックマ!!」
しかしTGS初日!クマは知り合いブースのお手伝いという名目で、ちゃっかり海浜幕張に来てしまった!!
(TGS初日・ビジネスディ)
アイちゃん「そういえばバベルンルンは残念だったけど、他にもUnity1週間ゲームジャムで生まれたゲームがいくつか出展していたよ!」
森クマ「ひゅうううーやはりジャムからはバベルンルンをはじめとして、面白いゲームがたくさん生まれているのですねクマ!そうと決まれば、レッツ取材ックマ!!」
森クマ「さて最初に見えてきたのは・・・」
Unity1週間ゲームジャム・お題「当てる」で圧倒的トップをかっさらい、その後もおすすめに君臨し続ける、のへもんさんの『くじ引きサイクル』クマ!!
森クマ「ひたすらガラガラを回して大当たりを目指すのだけど、回すためには地味なバイトもしないといけないリアル労働ゲーム・・・え!?」
森クマ「まっまさか本物のガラガラ・・・?まさかこれを回すと・・・いやっ100円ショップで買ってきたハリボテなんでしょう・・・?」
のへもんさん「まあそう言わず回してみてください!」
(ほんとに連動してた)
自作のガラガラと、ものすごい正確に連動して画面のガラガラが回る、その度に玉がぽいぽい出てくるので永遠に回していられる。どんな回転センサを・・・と思ったら、Switchのジョイコンを使って制御しているとのこと。
(いろいろ試したけど、これが一番感度が良かったらしい)
森クマ「ちなみにUnity1週間ゲームジャムのトップランカーにお会いしたら、ぜひ聞きたいことがあったのですクマ。このゲームほんとに1週間でお作りになったんでしょうかクマ?」
アイちゃん(このクマすごい失礼だなぁ)
のへもんさん「もちろん、アイデアから実際に手を動かすまで、しっかり7日間で作り上げました!でも、ゲームとして仕上がったのはギリギリ最終日でしたね。ガラガラを回すだけだとすぐに飽きてしまうので、単純地味な繰り返し作業でお金を稼ぐバイトのパートを入れたんです。」
森クマ「あぁーっなるほど、そうすることで稼いだお金でガラガラをヒャッハーするカルタシスが生まれたんですねクマ!アプリ化の予定等はありますか?」
のへもんさん「これからしばらくは学業に専念することになりそうです。落ち着いたらまたいろいろ作りたいですね!」
森クマ「(えぇっ・・・学生さんでこのクオリティなの・・・)わっ若者よ楽しみにしてますクマ!!」
次は次は〜
あっ!!あれはAppStore、GooglePlayでランキング1位をとったケミカルプリンさんの『テンピーポーテンカラー』ですよクマ!!
ケミカルプリンさん「はじめまして。AppStore、GooglePlayでランキング1位をとったケミカルプリンです」
『テンピーポーテンカラー』はUnity1週間ゲームジャム・お題「10」でダントツのトップをかっさらったパズルゲームクマ。
次々と現れるカラフルなピーポー人間たちを、背景の色を変えてステージの仕掛けを作動させながらゴールまで導くクマ。間違えるとピーポーたちは容赦無く奈落の底に落ちたり吹っ飛ばされたりする。すでにスマホアプリ化( Android / iOS )されてる名作パズルクマ。
ケミカルプリンさん「Switch移植のお話等もいただいているので、新作と並行してピーポーたちをさらに展開させていく予定です!」
森クマ「さすが1位をとった男は違いますねクマ!ところでランキング1位の男にお尋ねしたいのですが、このあたりのインディーゲームコーナーで他にUnity1週間ゲームジャムから生まれたゲームってありますかねクマ?」
(把握してないんだ・・・)
さらにブースを2つ教えていただいたよクマ!!レリゴー!!
森クマ「あ!!あの路線図みたいなゲームは!!」
アイちゃん(写真がブレブレだなぁ)
RikkaGamesさんの『MetroTree』だ!Unity1週間ゲームジャムの、お題「つながる」のトップだったゲームですねクマ!
(まさに、ジャムの覇者たちが集っているクマ)
メトロの路線図からインスピレーションを得て作成したという本作。スタイリッシュな樹形図を左右に動かしながらアイテムを取って子孫を増やしつつ、少しでも長く樹全体を伸ばしていくスコアアタックなゲームクマ。
そう、我々は進化の道筋を辿っている・・・子孫をたくさん作るとスコアも増えるのだけど、子孫作りすぎると障害になって枝を伸ばすのが難しくなってしまうあたりにリアリティを感じるクマ。
こちらもすでにスマホアプリ( Android / iOS )になっているので早速プレイして進化だぜクマ!
RikkaGamesさん「作っている時はみんなにウケるか心配だったんですよ。でも多くの人に良い反応をいただけています!」
森クマ「もうこれ見てるだけで楽しいですものねクマ。ちなみにお聞きしたいのですが、ほんとに1週間でつくったんですかクマ?」
RikkaGames「作りました!!」
森クマ「ほ・・・ほんとに・・・?このハイセンス・ハイクオリティをほんとに1週間で?セブンデイズで?」
RikkaGames「作りきりました!!」
アイちゃん(ほんとに品のないクマだなぁ)
森クマ(そろそろ疲れてきた・・・けどあと1ブース・・・!!)
森クマ「あぁっあれだぁ!!ケミカルプリンさんのお向かいやんけクマ!!」
ガンズターンさんの『IllustChainer』は、先ほどのMetro Treeと同じく、お題「つながる」の時に生まれた、なんとオンライン対応ゲームクマ。
お題にそって、一人ずつイラストを描いてしりとりをつなげていき、最後の文字に、文字通りつなげるゲームクマ。ゆるいリアクションも用意されており、「うまい!」「かわいいー!」みたいに、知らない人たちとわちゃわちゃ反応しあうこともできるクマ。
すでにアプリ化( Android / iOS )もしており、数十万DLの大ヒットゲームクマ。クマもDLして遊んでみたクマ。
(起動したら速攻で他の3人とマッチングし、最初のターンを任されてしまった・・・え・・・え・・・えのき・・・?恐る恐る描いてみたところ!「うまい!」とか「わかった!」って反応が返ってきてホッとするクマ)
(まさかの「ますく」から「く」が来てしまう。必然的に描いたキャラクターは「かわいいー!」の嵐で、自分がくまとして認められたことに感動するクマ)
アイちゃん「ジャムのときと比べると、スマホアプリ化に伴ってデザインもパワーアップしているね!!」
↓
森クマ「素晴らしいですね!私のバベルンルンも、スマホ化にあたっては大幅にデザインを刷新しましたからね。」
・ジャムの時
・スマホ化
アイちゃん(横から縦になっただけでデザインは全然変わってないなぁ)
アイちゃん「午前中は空いていたけど、午後になって混んできたね!」
森クマ「では私はブースのお手伝いに戻りますクマ。」
ちなみにお手伝いしたブースは、以前の記事「悩めるゲーム開発者たちの集い」に登場していただいたミライノ制作所さんのブース『ぐりぐり都道府県』ですクマ。
画面をぐりぐりしながら都道府県の場所が覚えられるので、四国4県の位置が怪しい方は遊んでみると良いクマ。こちらもスマホ( Android / iOS )でプレイできるクマよ。
そうこうしているうちに日も暮れ・・・TGS1日目は終わっていくのだった・・・
(海浜幕張から電車で10分ちょっとの蘇我)
森クマ「はぁ・・・やっぱり出たかったなぁTGS・・・来年こそは・・・それまでに力をためるっクマ・・・残り三日間、金土日は森でゲーム開発しまくるックマ!!」
Unity1週間ゲームジャムは今や毎回300以上のゲームが集う大型のゲームジャムクマ。TGSのインディーコーナーに選ばれたゲームもたくさんあるので、過去作を漁りつつ新しいアイデアをひっさげてチャレンジしようクマ!!
(完)
文・イラスト:ふりふら
森のゲーム開発室「SleepingMuseum」で白いクマや少女が暴れまわるゲームを作っています。
作ったゲーム:https://sites.google.com/view/sleepingmuseum/
森クマblog:http://shakeflower.hatenablog.com/
Twitter:https://twitter.com/shakeflower