こんにちは、ノベルゲーム大好きマン・さらさーてぃんです。
Unityと宴でノベルゲーム制作に挑む第5回目です!
前回の第4回では、ようやく開発環境を整えました。
開発に関しては、まだ入り口に立ったばかりですが、自分で用意したテキストが表示されると気分が上がりますね。
さて、今回はゲームの主人公を作って、表示させてみたいと思います!
まずは、以前決めた設定やあらすじを振り返ってみましょう。
設定やあらすじを振り返りながら、主人公のイメージを固める
第3回で物語の設定について考えました。
ジャンルは「学校ホラーサスペンス」、コンセプトは
怖さだけではなく悲しさも感じられるものにしつつ、さらに物語を通じて以下のようなことを伝えたいと考えました。
- やられた側は覚えている。
- 借りたものは返す。
- 怖いのはどちらか?
と決定しています。
そして、物語のあらすじを次のように考えました。
夜の学校で出会った幽霊の女の子。彼女にはどうしても見つけたい「探し物」があった。
主人公と友人達は、その「探し物」を見つけるため、彼女とともに学校を捜索する−。
まだ詳しくは書けませんが、幽霊の女の子が主要キャラクター達に復讐していくストーリーとして考えています。
そして、これらを元に考えた主人公のイメージがこちらです。
主人公のイメージ
- 今時の女子高生
- 根は真面目だけど周りに流されやすい
- 自己主張をあまりしない
さて、どんなキャラクターになるでしょうか。
続いて、このイメージを元に自分で絵に描き起こしてみたいと思います!
主人公を描く!
まずは詳細な設定を掘り下げていきます。
主人公の詳細な設定
- どこにでもいそうな、やる気のなさそうな女の子
- 茶髪(友達に合わせた)
- 友達とはそこまで仲が良いわけでもなく、ただ一緒にいるだけ
- あまり笑わない、笑っても愛想笑いくらい
- ネクタイをいつもちゃんと締めている
- 周りに合わせる事が多く、人の後ろに付いていくタイプ
- 見た目は明るめだが、性格は暗め(友達の前では明るく振る舞う)
- 幽霊の女の子には好意的
- 事なかれ主義、傍観主義
自分でイメージを膨らませながら、なんとも暗い主人公だなと思いました…。
その分、幽霊の女の子や周りの女子のテンションを明るめにしたいなと考えてます。特に幽霊の女の子に関しては異様なほどに。
主人公の絵
さて、実際に上記のイメージを元に描き起こした主人公の絵がこちらです。
ポイントを後述します。
絵のポイント
先程考えた詳細な設定を表現したポイントとしては3つあります。
- 死んだ目(ジト目のような感じ)でやる気のなさそうな雰囲気に
- ネクタイをちゃんとしっかりと締めていることから、根の真面目さを表現
- 手を後ろに回す姿で自己主張をあまりしない、事なかれ主義のイメージを表現
この3つを意識して描き起こしました。
使ったツール
今回、主人公を描き起こすために「CLIP STUDIO PRO」を使いました。私は有料版を使ったのですが、体験版でもイラストだけならある程度使えると思います。
また、ゲームで使うからには背景を透過しないといけないので、今回は「PEKO STEP」さんのサイトで公開されている透過画像にするツールを使わせていただきました。
何日程度で描いたのか
今回はイメージから描き起こしまでに2日かかりました。色をそこまで使っていないので、描き上げるだけならそれほど時間がかからなかったです。
むしろ、主人公のイメージを考える方が大変でした…。
描いた絵をゲーム画面に表示する
主人公の絵が完成しましたので、実際にUnityで表示できるのか試してみました!
前回と同じく、宴の公式サイトで公開されているチュートリアルを参考に進めていきます。
イラストをインポート
Resources/プロジェクト名/Texture/Character配下に透過した画像をドラッグ&ドロップします。この時にイラストのファイル名も英語に直しておかないと反映されません。
お恥ずかしい話ですが、気づくまでに時間がかかりました…。
Characterシートにテクスチャを設定
イラストをインポートした後、シナリオ用のExcelファイルを開きます。その中のCharacterシートにキャラクターの名前と表情(笑顔や通常など)を記入し、FileNameの列にインポートしたイラストのファイル名を記入します。
キャラクターを表示
Characterシートに設定を反映しただけではまだ表示されません。続いてはシナリオを管理するシートを編集します。前回も編集したStartシートを開き、Arg1にキャラクター名、Arg2に表情名を記入しました。
以上で上書き保存をした後、実行してみました。
ちゃんと表示されました!
自分の描いた絵がゲーム画面に表示されるって感動…。
まとめ
ここまで読んでくださりありがとうございます。
今回、主人公のイメージを考えるのに、思っていたよりも時間がかかりました。イラスト自体は、まだ表示のテストも兼ねて通常バージョンのみの作成だったのと、色がそこまで多くなかったので比較的早めに仕上がってよかったです。
他にも手間取った部分として、どうやって主人公のイラストファイルをインポートするのかわからず、「ドラッグ&ドロップで入れられる」とわかるまでに時間がかかってしまいました。Unityにまだ慣れていないですね…。
さて、キャラクター表示もできるようになったので、次回は他のキャラクターと同時に表示できるのか、そしてできれば背景の表示まで進めてみたいなと考えています。
次回もお楽しみに!
文:さらさーてぃーん
数あるゲームの中でも特にノベルゲームが好きなフリーライター。
趣味でゲームも作成しています。
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