2019年6月10日(月)より、Twitter上で手軽に「Fanバサダー」コミュニティを作るためのファンクラブプラットフォーム『Fans’』というサービスがリリースされました。ファンクラブの運営・開発において実績豊富な株式会社フェイスが提供するサービスです。
Fanバサダー…???
フェイスによると「Fanバサダー」とは、Fan とアンバサダーを掛け合わせた造語とのこと。クリエイターのファンがアンバサダーとなり、クリエイターの発信を拡散させることで貢献していく新しいファンクラブの形成を目指しているようです。
今回はこのサービスを使って、アイちゃんのファンクラブを作ってみたいと思います!
『Fans’』とは
『Fans’』は、Twitter上で手軽にファンクラブを作ることができるプラットフォームサービスです。ファンクラブを運営したいクリエイターは、アカウントの登録とTwitterアカウントの連携のみで、誰でも簡単に利用することができます。
前述の「Fanバサダー」プログラムが導入されていることにより、ファンとともに情報を発信・拡散し、ムーブメントを作っていくことを目指すファンクラブサービスとなっているのが特徴です。
Twitterとの連携により同時に投稿することができる上、ファン限定投稿をTwitterで告知する機能も備わっています。
その他、デジタル会員証の発行や「Fanバサダー」の貢献度が可視化される等、便利な機能が備わっており、無料で利用可能とのことです。また、ファン会費は一律 300 円(税別)となっており、そこから手数料を差し引いた金額がクリエイターに支払われます。
アイちゃんのファンクラブを作ってみる
それでは早速、アイちゃんのファンクラブを作ってみたいと思います。
公式サイトを訪れると、「今すぐファンクラブをつくる」というボタンが目に入りますので、迷わず押してみます。
「Twitterで登録」みたいなことを想像していましたが、メールアドレスの入力を求められました。
使用するメールアドレスを入力・送信すると、確認メールが送られてきます。送られてきたメールに記載されているURLへアクセスして、アカウント作成/クリエイター登録を行えば、登録完了です。
「クリエイター名」「誕生日」「性別」「パスワード」を入力して、アカウントを作成します。「ファン」になる場合もここからアカウントを作成するということではないかなと思われますが、よくわかりませんでした。
続いて、クリエイター登録です。肩書きやユーザー向けのコメント、ページのURLを設定します。また、『CLOUDCASTING』というサービスに登録している場合は、サービスの連携を行うことも可能です。
最後にTwitterアカウントとの連携を設定します。これにより、Fans’に投稿した内容をTwitterにも表示させることができるようになります。
以上で登録は完了しました。クリエイターページが作成されます。
クリエイターページには、投稿したポストの他に、「アートワーク」「ビデオ」「ミュージック」の3種類の活動を登録したり、プロフィールも表示されます。
また、メニューからファン向けコンテンツの設定や支援金の受け取りについての設定も行えます。
ファン向けコンテンツとしては、入会ページや自動送信メッセージの設定や、限定ポストのTwitterでの表示、限定ポストのゲスト向け表示、ファンがシェアする際に付与されるハッシュタグの設定等が行えます。
また、支援金の受け取りには、Stripeというサービスのアカウントを用意して、連携させる必要があります。詳しくは「Stripeアカウント登録ガイド」をご確認ください。
まとめ
アイちゃんのクリエイターページでは、まだ細かな設定項目に対応したり、プロフィールや活動の登録は行っていませんが、これだけでファンクラブを持つことができて、支援金の受け取り設定も行えば、ファンクラブ会費を受け取ることも可能になると思うと、とても簡単だなと思いました。
ファンになってもらい、そのファンを大勢集めて、また喜んでいただくために発信したり、作品を作ったりすることはとても大変なことだと思います。そのため、ファンの方々とつながるコミュニティとファンクラブとしてのシステムを簡単に構築できることはクリエイターにとってとても助かることなのではないでしょうか。特に個人で活動する方も増えている時代においては、非常に便利なサービスという気がします。
また、芸能人やアーティストといった部類の方々が主な利用者になるのかなと思いましたが、個人や小規模で活動されているゲームクリエイターやアプリ開発者にとっても、こういうコミュニティを活用することは有効かもしれません。クラウドファンディングを通じてゲームの活動資金を集めたり、他にも個人の活動を支援するサービスは色々と存在するかと思います。いずれも共通するのは、クリエイターやその作品を好きな人がいて、製品の購買とは異なる形で作品への対価を支払う関係性というものがすでに実践されていることです。そう考えると、こうしたファンクラブプラットフォームの活用も新たな選択肢となりえるのかなと期待が高まります。