ゲームの世界で「格闘」と言えば、複雑なコマンドを入力して技を繰り出すゲームを想像する方が多いと思います。アクション性が高いので、ゲームをあまりプレイされない方には難しいものです。
さて、今回ご紹介する『娘さんを僕にください』は格闘がテーマのアドベンチャー+RPGでして、育成と物語を楽しめる初心者でも遊べるゲームとなっています。
『娘さんを僕にください』について
『娘さんを僕にください』は、格闘をテーマにしながらもRPGのようなターン制コマンドが楽しめるゲームです。本作の舞台はとある道場。父親が娘の結婚相手を見つけて来たものの、娘は嫌がる、さらには主人公が「娘さんを僕にください」というハチャメチャな展開から始まります。爆笑すること間違いなしの物語は必見ですよ。


本作は基本的には物語を読み進めていきます。途中でバトルに発展することもあります。バトルはターン制のコマンドバトルで、時間をかけてコマンドを選択できるのでゲームが苦手な方も安心です。描き込まれたドット絵にも注目してみてください。
会話のキャッチボールがおもしろい
本作はバトルや物語の内容に注目してしまうかもしれませんが、特におもしろいのがキャラクター同士の会話でした。会話の見せ方は吹き出しを使ったものでよくあるもの。でも、内容がおもしろいんです。
会話を読み進めていくと突然、インパクトのあるものが表示されました。
娘と父親の会話もおもしろいのですが、さらに主人公や許嫁のちょっとした会話も気になるものが多くありました。育成RPGのはずなのに、先が気になる物語の見せ方でプレイヤーを魅了しています。本作をプレイしてみたら、ひとつひとつの会話を見逃さずにチェックしてほしいです。
課金するとゲームの後半がプレイできるように
本作は課金するとゲームの後半をプレイできるようになる「後半戦チケット」があります。「後半戦チケット」の値段はいくつか用意されていまして、どれを購入しても内容は同じです。
ゲームを楽しんでいて「おもしろかった」「開発者を応援したい」という方は600円でチケットを購入して開発者をサポートできます。値段を自分で選べるというのはおもしろいなと思いました。一番安いので120円ですので、気軽にゲーム後半も楽しみたいという方も大丈夫ですよ。
まとめ
格闘と青春をテーマにした育成RPGですが、物語がアニメや漫画のような感覚で進むのでおもしろく感じました。主人公が娘さんをもらうために強くなるというのは王道的な物語なのかもしれません。
また、忘れてはいけないのが本作はRPGであるということ。バトルシーンにも注目してもらいたいです。ドット絵キャラクターが動くので、まるで格闘ゲームをプレイしているような感覚にもなりますよ。
ゲームが苦手という方でも気軽に楽しめる育成RPGをぜひ、プレイしてみてくださいね。
文:ニュー侍
スマホゲームから家庭用ゲーム、ツールアプリなどを多数のメディアで紹介しているフリーライター。