アプリでもネコ好き!?日本発祥の膨大な猫アプリたち
よく「犬派」か「猫派」か、なんて論争が繰り広げられますが、日本人の猫保有率は近年増加の傾向があり、日本人のネコ好きが窺い知れます。
もちろんネコ好きは日本人に留まるところではなく、全世界で見ても「ネコ系アプリ」には一定の人気があり、常にランキングにはネコの姿がチラつきます。
しかし、日本人のネコ好きは個人開発のアプリにも現れており、他の動物に比べて圧倒的にネコが多いです。
そんな、ネコ好きな?個人開発者たちが制作した、まさにネコ好きのためのもの!と言わんばかりのアプリたちをまとめました。
1. ネコの絵描きさん
過去に当ブログでも紹介したアプリですが、全体的にゆるめのデザインと、シンプルな機能でじわじわと人気のあるアプリです。
【Indie Games Festival 2018】『ネコの絵描きさん』が少年ジャンプ+賞とトップ3をW受賞! - itemstore BLOG
出されたお題を表す絵を、消しゴムなしの一発描きでどこまで表現できるかというもので、出来上がった絵の審査もユーザーたちで行います。
まるでバラエティ番組で見かけるようなコンテンツを、オンラインで気軽に遊べ、評価次第で殿堂入りなども目指せる要素もあります。
また、絵を持ってくるネコたちは様々な成り立ちをしており、コレクションできるゲーム性も兼ね備えています。
2. ネコの大喜利寿司
前述した『ネコの絵描きさん』と同作者によるアプリで、かの「少年ジャンプ」とのコラボ作品でもあります。
こちらも当ブログで以前紹介させていただいたアプリで、寿司職人をテーマにした大喜利アプリとなっています。
ジャンプ公式のオンライン大喜利アプリ『猫の大喜利寿司』 - itemstore BLOG
「少年ジャンプ」公式という強みを活かし、有名作品などの漫画のコマを利用しての大喜利を行うアプリで、ユーザー同士で評価をし合うのが基本システムとなっています。
有名なSNSとして「bokete」や「アメーバ大喜利」などもあり、一時期は競争率の高いものでしたが、現在もファンが絶えないコンテンツです。
3. ねこ戦車
個人制作でありながら、3on3のオンライン対戦システムを採用している戦車対戦ゲームです。
ゲーム性自体は非常にシンプルながらに奥深く、子供時代に集まってふと鬼ごっこを遊び始めるような手軽さを感じます。
小さな戦車からネコが上半身を出して戦う絵面はシュールながらにかわいらしく、カスタマイズもできるため愛着が湧きます。
対戦ルールは時間内に相手をより多く撃破したチームが勝利など、絵柄のほんわかさからは想像もつかないような硬派なシステムとなっており、そのギャップが良い味を出しています。
4. 脱出ゲーム たすけてにゃ〜
3作ものシリーズ作品となっており、ストーリー性も連続している脱出系謎解きアプリです。
謎解き自体はそこまで難易度の高いものでもなく、全体的にシュールギャグが散見され、シリアスとほのぼのの混在している雰囲気が独特です。
脱出ゲームとしては正統派な完成度となっており、主人公以外のクマやネズミのキャラクターなども愛らしく描かれています。
ひとつひとつの謎には解き方を間接的に教えてくれる「ヒント」機能があり、広告を閲覧することでいくらでも見ることが出来るので、進行に詰まる心配もありません。
5. ねこつめ
こちらもシリーズがいくつかリリースされているアプリとなり、決められた大きさの箱に、さまざまな形に寝そべっている猫を詰めていくパズルゲームです。
物によってはありえない形の猫などが出現しますが、そのままの形で移動、回転させられる猫たちは非常にシュールで、難易度もそこまで高めではなく、ほのぼのとした雰囲気で遊べます。
ちょっとした時間の合間に遊べる手軽さが特徴的で、さらに難易度を落とした子供向けアプリ『ねこつめKIDS』などもリリースされています。
回転と移動だけで、時間制限なども特になく、スタミナ消費などのシステムも見当たらない気軽に遊べるゲームとなっています。
テーマに頼り過ぎない硬派な姿勢が垣間見える
どのアプリも「ねこ」というテーマを使ってはいるものの、そこに頼りすぎない姿勢が見られ、純粋にゲーム性が完成されているものが多いです。
しかしながら、ゲームの主役としては愛されやすい存在になることは間違いなく、ネコの性質と相まって可愛さだけではなく、気まぐれであったり、シュールさなども表現しやすいのでしょう。
ものによっては「猫である必要ないじゃん」なんて言われそうですが、『ねこつめ』などは変な体勢で寝ていることの多いネコならではという印象はあり、テーマに沿ったアプリ制作の姿勢が窺えます。
鳴き声なども他の動物などに比べて間延びする「にゃー」という音声が使いやすいのかも知れません。
まとめ
今回はどれも個人開発となるインディーゲーム アプリを紹介いたしました。
課金要素が全く見当たらないアプリから、独特な課金アイテムを用意されているアプリまで、個人開発ながら趣向を凝らしている様子がうかがえます。
Google Play、App Storeともにインディーゲーム を定期的にピックアップしたりと、昔に比べ個人開発のアプリも注目されやすい傾向にあります。
今後も尖った発想と、個性的な面白さの光る作品を生み続けていただきたいところです。
文:みふる
フリーライターとして2年ほど活動。
現在はIT系企業のOLをしながら兼業でライター以外にも、
占い師や、イベント企画などを手掛ける。
マイナーなアプリを掘り起こすのが好き。