「Unityを勉強したいけど、どんな技術書を選んだらいいの?」
「Unityで最新の技術書はどれがおすすめか知りたい!」
こういった疑問に答えていきます。
今や世界中に色々なUnity情報があふれています。ネットを検索してもUnityの勉強方法や、Unityで作ることができるゲームの作り方など、習熟度別に様々な情報が見つけられるかと思います。
このブログでも先日、おすすめのオンライン学習サイトを紹介させていただきました。
Unity初心者向けオンライン学習サイト6選! - itemstore BLOG
しかし、Unityに触れたことのない方が初めて学習する場合、どの情報から参考にしていくと良いのか迷われるかと思います。まずは体系的に学ぶために、入門書を手に取り、一通り読み進めながら、Unityに触れてみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、数あるUnity本の中から、2019年最新版の初心者向けおすすめ書籍7選をご紹介します。
どの本から学習したらいいか分からない方は、是非とも参考にしてみてくださいね!
1. Unityの教科書 Unity 2018完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座
まず、1番におすすめしたいのが、この名シリーズ『Unityの教科書』です。
Amazonでも非常に高い人気を誇っていて、C#プログラミングの基礎からサンプルアプリの作成まで、イラストとともにとにかく分かりやすくUnityの使い方を説明してくれています。
中でも素晴らしいのが、ゲームを作成する手順を丁寧に解説してくれるところです。
初心者の方にありがちなのが、コードを書く時に最短距離が分からないので、すごく効率の悪い作り方をしてしまうケースです。
そんな初心者の方のために、本書では開発の手順を順番に解説しており、ステップを踏んでゲーム開発の基礎を教えてくれます。ゲーム開発初心者の方にも最適な作り方を教えてくれるので、非常におすすめの技術書です。
2. Unityの寺子屋 定番スマホゲーム開発入門
本書は、後述する『Unityで始めるC#』の続編となるUnityの入門書です。
ゲーム作家のいたのくまんぼう氏が監修を務める通称「和尚本」の第2弾。前作に比べて題材として扱うゲームの難易度がやや高度になっているものの、それぞれ新しく学ぶことを詳しく解説してくれているので、特に理解しにくい部分はありません。
やはりゲーム作家の方が書いているため、実際にプロダクトを作る上で、難しいと感じるポイントを詳しく解説してくれていて、実践的に学んでいくことが出来ますし、広告の貼り方について学習することができる点なども非常に素晴らしいです。
3. Unity2018入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作
こちらは『Unityの教科書』と並んで、有名な技術書の1つです。特に「プログラムの書き方は分からないけど、ゲームを作ってみたい」と考えている方におすすめの技術書となっており、インストール方法からものすごく丁寧に解説してくれます。
本書ではUnityを使うための基本的な知識を網羅しているため、Unityによるコンテンツ制作の土台を築くには最適かもしれません。著者によると、映像制作をはじめとした各々が作りたいコンテンツに幅を広げていく上での理解力が増すとのことです。
4. Unityゲーム プログラミング・バイブル
本書は「バイブル」というだけあって、Unityでゲームを開発する上で知るべき内容を包括的に網羅しています。欲しい機能をチョイスしつつ、どの機能がどういったゲームに使われているか、サンプルを通して紹介されていて、深い知識を身につけることができます。
ただ、本書の冒頭に書かれている通り、この本自体は脱初心者向けとなっているので、より実践的な内容を含んでいることが多いです。入門書とはいっても、少し慣れてきた方におすすめの技術書となっています。
5. 見てわかるUnity 2017 C# スクリプト超入門
初心者の方は間違いがちですが、Unity自体はあくまで開発環境なので、プログラミング言語ではありません。
プログラミングは基本的にC#を使って書かれているので、C#の構文を理解する必要があるのですが、Unityを学習していくと、C#のスクリプトが山のように出てくるため、初心者の方は混乱してしまうことが非常に多いです。
本書は、C#のスクリプトについて深く切り込まれていて、「どうしてこのスクリプトでこう動くのか」といった根本的なところを分かりやすく解説してくれる点が非常に大きな魅力です。
内容としてはとても本格的なので、Unityの使い方がなんとなくわかってきた脱初心者の方におすすめです。
6. Unityで始めるC# 基礎編
本書は、前述した『Unityの寺子屋』を執筆されたゲーム作家のいたのくまんぼう氏により、2016年に書かれたものです。扱うUnityのバージョンは古くなりますが、今でも読むべき名著の1つとして挙げられます。
やはり完全な初心者向けの内容となっており、基本的なC#の書き方はだいたい身につけることができます。全7章から構成されており、Chapter3まではクラスやメソッド、変数などの基礎的な内容が詳しく説明されています。
Chapter4からは実践的なゲーム作成となり、「脱出ゲーム」「物理パズル」の2種類を学習することが可能です。この2種類の内容が非常に濃く、ゲーム作成に必要なことが包括的に学ぶことができるので、かなり勉強になります。
基礎をしっかり身につけたい方に非常におすすめの技術本となっています。
7. Unityで神になる本。
「神になる」とまで言っている強気なタイトルなのですが、内容としては、Unityを使う上でのGame Objectやゲームビューなどの基礎的な概念を丁寧に説明している印象です。
例え話を用いた説明がうまいのですが、技術的にも3Dモデリングの話までしてくれるので、非常におすすめです。3Dモデリングにも興味がありつつ、さらにUnityへの理解を深めたいという方にこそおすすめしたい一冊です。
2015年に出版された技術書ということもあり、扱うUnityのバージョンは古くなりますが、初心者なら是非とも読んでおきたい技術書の1つに挙げられます。
まとめ
今回は、Unity学習初心者の方におすすめの技術書を7つご紹介しました。Unityは他のツールと比べても圧倒的に書籍が充実しており、基礎から応用まで様々な情報を体系的に学習することが可能です。
これからUnityを学習していきたい方は、是非とも本記事を参考にして、お気に入りの技術書を見つけてください。
文:岡本優河
フリーのWebライター。Swiftを使ったアプリ開発の経験あり。家系ラーメンをこよなく愛する。