「Unityの学習をこれから始めたい!」
「本を買う前にWebサイトで勉強したい!」
「動画の教材とテキストの教材があるけど、具体的にどれがいいの?」
この記事ではこういった疑問に答えていきます。
ゲームを作るための開発環境はたくさんあれど、世界で最もゲーム開発に使われているのがUnityです。Unityをこれから始める人や、まだ学習し始めて間もない方は、何から始めれば良いのか分からない方もいますよね。
そんな方のためにUnityの勉強を始める際におすすめの入門サイトをご紹介していきます。どのサイトで勉強したら良いか悩んでいる方は、参考にしてください。
動画で学習するスタイルのサイト
1. Udemy
https://www.udemy.com/topic/unity/
Udemyは世界最大のオンライン動画学習サイトです。動画を見ながら、自分のペースで学習することができるので、細かい動作やコードの書き方で気をつけなければならないところが非常に分かりやすいです。
Udemyの特徴は、講座で学習していてわからないところがあった時にオンラインですぐに質問することが出来るという点です。独学で学んでいる方は、経験したことがあるかもしれませんが、プログラミング学習は分からないことが出てきた時にいかに解決していくかが重要です。
本で学習していて分からないことがあっても、近くにUnityに詳しいエンジニアの方でもいない限り誰かに質問することができないので、解決に膨大な時間がかかってしまいます。
Udemyでは、分からないことに詰まってしまった時は、すぐに質問することが出来ますし、初心者レベルのものから、中級者以上のチュートリアルまで色々なコンテンツがあるので、一貫してUnityを学習することが出来るのは大きなメリットです。
2. ドットインストール
https://dotinstall.com/lessons/basic_unity_v2
ドットインストールは、初心者用の動画学習サイトで、テキストでの説明も詳細に記載があるという点が特徴的です。このドットインストールのUnity講座では、「Unityとは何か?」といった非常に初歩的な概念の部分から教えてくれるので、初心者の方にとても優しいコンテンツとなっています。
また最大の特徴は、これらのコンテンツが無料で視聴出来るという点にあります。独学で学習している方の中には、料金的にスクールに通うのが難しいという方も多いでしょうから、そういう方にもドットインストールは非常におすすめです。
最近までバージョンがアップデートされていなかったのですが、現在は最新版のUnity教材が出ています。こちら(https://dotinstall.com/lessons/basic_unity)の古いバージョンのページと混同されないように、注意してください。
3. Unity公式チュートリアル
https://unity3d.com/jp/learn/tutorials
Unityが公式で出しているチュートリアルも非常に参考になる動画教材です。Unityの本家が公式に作っているというだけあって、非常にクオリティの高いコンテンツを学習することが出来ます。
プロジェクトやトピックごとに勉強できるようになっていて、「インターフェイス」「オーディオ」などに分けられているため、自分が学びたいもの、作りたいものにフォーカスして学習することが出来ます。
デメリットとしては、トップページ以外のページがまだ日本語対応されておらず、基本的に教材は英語で学ぶことになってしまう点が挙げられます。ただ、これから先Unityを学習していけばいくほど、英語のドキュメントを読まなければいけなくなったりすることがあるので、慣れるためには良い練習になること間違いなしです。
テキストで学習するサイト
はじめてのUnity
はじめてのUnityは、すべてテキストで構成されているタイプのUnityが公式で出している学習サイトです。全面テキストなので、情報量が非常に多く、細かい部分までしっかりと勉強することが出来る点が強みです。
他のサイトと比べて難易度が若干高く、レベルの高い内容も多く取り揃えています。中でも「2Dシューティング」は非常濃い内容となっていて、Unity 2Dの気泡を使って、シューティングゲームを作成することが出来ます。
Unityをこれから始める上で基幹となる部分を学習することが出来るので、初心者の方で基本的な部分を深く理解したいという方におすすめです。
OpenBook(Unity入門)
https://openbook4.me/projects/161
OpenBookは、オンライン上で誰でも電子書籍を作成することが出来るサービスです。「Unity入門」はその中でも、共同で複数の編集者が編集していて、東大出身のデータサイエンティストである、西川賢太郎さんも監修している教材なので、非常に初歩的な概念から細かく解説されている印象です。
応用的な内容でいうと、ブロック崩しゲームや立体迷路、ツムツムパズルの作成などが出来たりして非常に幅広くゲームを作ることが出来るという点がおすすめポイントです。
6. おもちゃラボ(Unity入門)
http://nn-hokuson.hatenablog.com/entry/2016/07/04/213231
おもちゃラボは、サイト自体が「ちくわ」さんという個人のサイトで、公式に学習サイトとして作られている訳ではありません。また、Unity以外にもARや電子工作などの記事が公開されています。
ただ、著者の「ちくわ」さんは、「Unityの教科書」「AR Kit超入門」などの著書を執筆されていて、非常に実績のあるエンジニアの方であることは間違いありません。
「Unity入門」は全6回で構成されており、1回10分程度、全部で60分程度の学習が想定されています。初めての方でも取り組みやすい内容ではないでしょうか。
結局どのサービスがおすすめなの?
動画を使って1から10まで学習したい方:Udemy
動画を使って学びたいなら、Udemyがおすすめです。他の動画教材とも違うのが、「コンテンツ数」です。Udemyは、その道のプロが動画を投稿してくれているので、より詳しく、バラエティに富んだ内容のものが多いため、より深い知識をつけることが可能です。動画で1から学びたい方は、是非Udemyで学習してみてください。
テキストを使ってみっちり勉強したい方:はじめてのUnity
初心者の方が学習することを想定すると、やはり1番良いのは、はじめてのUnityです。難易度は若干高いですが、チュートリアルからみっちりテキストで教えてくれるので、とても学習しやすいという点がおすすめです。
まとめ
今回はUnity初心者の方に向けて、オンライン学習サイトを動画で学べるものと、テキストで学べるものに分けてご紹介してきました。テキストでじっくりと学んでいきたい方や、動画で詳細の動きまで見て学んでいきたい方など、人それぞれかと思いますので、ご自身の志向に合うサイトを選んで試してみてください。
また、itemstore BLOGでは、Unityで課金アプリを作るための連載記事を公開しています。
いますぐ始めるアプリ内課金 カテゴリーの記事一覧 - itemstore BLOG
本記事で紹介した初心者向けのオンラインサイトを一通り学習したら、是非ともご自身のアプリを作成する際に参考にしてください。
文:岡本優河
フリーのWebライター。Swiftを使ったアプリ開発の経験あり。家系ラーメンをこよなく愛する。