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個人ゲーム開発者がアプリで利益を上げる4つの方法

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こんにちは。個人ゲーム開発者のわけんと言います。

私は3年半ほど前にそれまで勤めていた会社をやめ、1年ほどふらふら遊んだ後、2年半前から個人でゲームアプリを開発するようになりました。今は、基本的には自分の作りたいアプリを作ることだけで生計を立てています。

 

私はゲームアプリ業界に入って2年半とまだ短いです。最初は右も左もわからず、とりあえずゲームを作ってリリースしてきました。しかし2年半で色々と勉強し、アプリで稼ぐには4パターンしかないという結論に達しました。

 

この記事ではその4パターンについて説明させていただきます。

 

その1 ストアでフィーチャーしてもらう

第一はストアでフィーチャーしてもらうことです。

私の場合は、個人ゲーム開発を始めて7本目の『Solokus』というアプリで初めてフィーチャーされました。

 

それまで1ヶ月の売上が1万円〜2万円程度だったのが、フィーチャーされた途端、その月は150万円でした。

※もう少し詳しい話はこちら

 

色々な幸運が重なったため『Solokus』のケースではフィーチャーの効果が通常よりも大きく出たようで、通常はもう少し控えめの効果のようです。

とはいえフィーチャーの効果は絶大です。

 

どうすればフィーチャーされるか?

しかし、どうすればフィーチャーされるのでしょうか?

私の場合、『Solokus』を開発した時に初めて友人のイラストレーターさんにちゃんとした絵を描いてもらいました。

 

これが効果的だったように思います。それまではプログラマーの私がアイコンからゲーム内のイラストまで描いていたのでクオリティはいまひとつでした。

 

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プログラマーの私が作ったプロモーション画像

 

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イラストレーターさんに頼んだプロモーション画像

 

ストアごとのフィーチャーの傾向

ストアごとのフィーチャーの傾向を分析するのも良いと思います。

Googleさんに関してはあまり分析できていないのですが、Appleさんに関しては、なんとなくですが作家性の強いゲームを取り上げることが多いように感じます。

 

App Storeでのフィーチャーを狙いたいときは、作家性を強く出していくと良いかもしれません。

 

プレスリリース

さらに、ゲームをリリースした際はメディアさんへプレスリリースを送ると良いです。メディアさんも忙しいので、なかなか取り上げてくれなかったりしますが、それでもたまに取り上げてくれるメディアさんがあります。

 

初めてメディアに紹介されるとそれによって爆発的にダウンロードが増加することを期待してしまいますが、自分の経験上、直接的な効果はそれほどありません。

 

しかし、記事によりそのゲームが盛り上がっている感じが出てくると、AppleさんやGoogleさんに取り上げられる可能性もグッと高まります。プレスリリースは積極的に送っていったほうが良いと思います。

 

その2 バズらせる

私は今まで一度もできたことのない稼ぎ方なのですが、バズらせるという方法があります。

 

どのようなゲームがバズるのか

では、どのようなゲームがバズるのでしょうか?

今までバズったゲームを見ると以下のようなゲームがバズっているように思います。

 

  • テーマがナンセンスで面白い
  • ゲームシステムが凄く斬新である
  • 世界観が凄く魅力的である
  • 凄く目新しいグラフィックである
  • 中毒性が異常なほど高い

 

これらを見ると、尖った部分があることが重要だと分かります。

またTwitterやメディアで取り扱われることがきっかけでバズることも多いので、ここでも先に述べたようにプレスリリースを打つことが重要になってきます。

 

その3 広告を打つ

自ら広告出稿をしてダウンロード数を伸ばすという方法です。これまで紹介した2つの方法はある程度運の要素が強いですが、この方法は比較的自分でコントロールが可能なので私は最近これを一番意識して開発しています。

 

広告を打つ場所

GoogleFacebookTwitter、その他様々な所で広告を打つことができます。残念ながら、私はまだどこの広告媒体が良いか調べられておりません。唯一利用しているのがGoogle 広告です。

 

Google広告では、最適な人へ最適な形で広告を出すように学習していくそうです。うまくいくと1インストールあたり50円前後で獲得できます。

 

ただ機械学習が進むのにはある程度広告を出稿しないと駄目なようで、体感では10万〜20万ぐらい使って、初めてそれぐらいまで単価が下がってくる感じです。

 

1インストールあたり50円で獲得できるということは、つまりは1アプリの収益が50円を超えていれば利益が出るということになります。

 

個人開発者が広告費を出せるのか

ただ個人開発者はお金があまりないことが多いので、広告を打つというのはなかなか勇気がいると思います。

 

私も最初はドキドキでしたが、とりあえず1日1万円ぐらい広告を打ってみるところからはじめました。広告を打ったことで徐々に売上が増えていき、2週間〜3週間ぐらいで、1日の売上が1日の広告費を上回り始めました。

 

ただ、広告を闇雲に打つのは絶対に辞めるべきです。そのアプリの1インストールあたりの収益が高いことを確認してからやるようにしましょう。

 

自分のアプリで言うと、『Divide』というアプリと『ネコの絵描きさん』というアプリは1アプリあたりの収益が高く、この方法で利益を延ばすことができています。逆に言うと他のアプリは広告を打っても赤字になることが見えているので広告を打っていません。

 

先程50円と書きましたが、本当は1アプリあたりの収益が100円ぐらいは欲しいところです。それぐらいあると広告費をもっとかけ、ダウンロード数もかなり伸ばすことができます。

 

収益を見据えた開発

1インストールあたりの収益が高くないと広告を打てないので、開発時からそのアプリがどれだけの収益を目指すのか考えるべきです。

 

例を考えましょう。あなたがそのアプリで1インストールあたり100円の収益を目指すとします。

 

純化のため、そのアプリの収益源はリワード広告(動画広告)だけだったとします。また、リワード広告1再生あたりざっくり1円の売上だとします。

 

これを元に計算すると、目標を達成するためには100回動画を見てもらわないといけません。また、全員が全員ゲームを最後まで遊んでくれるわけではないので、ゲームをしゃぶり尽くすほど遊んでくれた人が、だいたい300回ぐらい動画を見る計算にしましょう。

 

これを今度は日で分割します。1日平均3回動画広告を見てもらうとすると、そのゲームは100日間遊べるボリュームである必要があります。また1日3回は動画広告を見たくなるような仕組みも必要です。

 

これを前提にゲームの仕様を考えます。広告出稿をするつもりでアプリを作るのであれば、荒くても良いのでだいたいこのような計算は事前にしておくべきです。

 

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4つ目の方法

この方法は最近気づきました。ここ最近、増えてきていると自分が感じている方法です。

 

その方法とは、スポンサーを見つけるというものです。

 

高い賞金のコンテスト

近頃は高い賞金のゲームコンテストが多いような気がしています。

例えば先日、AppLovinさんが今年の7月に設立したLion Studiosという事業部が、総額30万ドル(日本円で約3,300万円)のアプリコンテストを開催しました。

 

AppLovinがメディア事業部「Lion Studios」を新設。ゲームアプリデベロッパー対象のコンテストを開催 - 4Gamer.net

 

また、中国の厦門国際アニメマンガフェスティバル「創造未来」ゲームコンテストでは、賞金総額50万人民元(日本円で約800万円)に加えてスポンサーから1000万元(約1億6千万円)以上のリソース提供が受けられるというものがありました。

 

中国で開催された「厦門国際アニメマンガフェスティバル『創造未来』ゲームコンテスト」で,「RPGタイム!〜ライトの伝説〜」が最優秀賞に輝く - 4Gamer.net

 

私自身も、Google Indie Games Festival 2018にて、上限1000万円の制作費を頂けるというジャンプ+賞をいただきました。

 

【Indie Games Festival 2018】『ネコの絵描きさん』が少年ジャンプ+賞とトップ3をW受賞! - itemstore BLOG

 

これらはコンテストの賞金という形を取っていますが、別な言い方をすると自分の開発を助けてくれるスポンサーを見つけるという言い方もできると思います。

 

なぜお金を出してくれるかと言うと、それは企業にとってもプラスの面があるからです。

 

例えばLion Studiosさんの母体はAppLovinさんですので、開発者に制作費を出したとしても、その開発者さんがAppLovinさんの広告プラグインを使ってくれれば元がとれます。Win Winの関係になれるということですね。

 

企業が面白いアプリを探してくれている今は個人開発者にとってもチャンスが多いと言えるのではないでしょうか?

 

全く違うアプローチ

また、全く違ったアプローチでスポンサーを見つけている人たちもいます。

 

Sokpopという4人のゲーム開発チームがいます。彼らはPATREONというサイトを使ってスポンサー(パトロン)を見つけています。

 

パトロンになった人は毎月一定額を支払うことで、チームから色々な見返りを受け取ることができます。最低額は$2で、$2で毎月2本彼らの作るゲームを遊ぶことができます。

 

今までにない新たなゲーム開発者のお金の稼ぎ方として非常に注目しています。

 

まとめ

私の考える4つの稼ぎ方について述べさせていただきました。

 

このようなことを意識せずに成功していった人も業界には多数いると思いますが、これらを知り、自分はどういう戦略で稼いでいくのかを意識することで成功の確率はぐっと高まると思います。

 

この記事が個人開発者の方の開発に少しでもお役に立てれば幸いです。

 

 

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文:わけん

2016年夏よりアプリ開発をしています。

京都で月1ぐらいのペースで「京ゆに もくもく会」というイベントをやってます。

2018年12月 合同会社Nukenin設立予定。

 

作ったゲーム:

iOShttps://itunes.apple.com/jp/developer/ken-watanabe/id406104492

Androidhttps://play.google.com/store/apps/developer?id=waken

Blog: https://dancingprogrammer.blogspot.com/

Twitterhttps://twitter.com/waken