ここはゲームイベントの出展を当日朝に控えた、悩めるゲーム開発者のアパートの一室…
アパートの壁を破壊していきなり現れたJK開発者アイと森のクマ。イベント出展のアドバイスを強制的に続けつつ、パンケーキを作って食べ始める彼らの傍で、悩める開発者の体力は限界を迎えようとしていた…
デジゲー博の出展に備える話<前編> - itemstore BLOG
悩める開発者「アイさん!森クマさん!いつまでパンケーキ食べてるんですか!お二人も早く帰って寝ないと、イベント当日寝ちゃいますよ!っていうかいつのまにか当日の朝だよもう!寝たいっ!!もう寝たい!!」
森クマ「まあまあ、イベント当日の朝だからこそ、焦りは禁物クマよ。では残り半分のお話を始めましょうクマ(もぐもぐぅ!!)」
1. ブースの装飾編
アイちゃん「展示会は、多くのサークルさんがぎゅうぎゅうにひしめくからね!少しでも人目を惹こうと思ったら、自分のブースを装飾して目立たせる必要があるよ!」
森クマ「ふふふ…では参考までに、百戦錬磨の森クマが去年デジゲー博に参加したときのブースをおみせしましょうクマ!」
悩める開発者(白いクマがあちらこちらにいる…)
アイちゃん「いいかどうかは別として、クマのブースってことだけはわかるね!」
森クマ「混雑状態では、会場全体図やブース番号なんてあって無いようなものクマよ。ここが自分のブースだ!ってアピールできるような目印があると、自分のブースを目指して来てくれるお客さんにもアピールしやすいックマ。」
アイちゃん「ブースの装飾は個性がそのまま出るからね!自分のゲームの雰囲気・テイストに合わせるといいと思うよ!」
森クマ「ただ、間違いなく持って行くほうがいいのはテーブルクロスックマ」
悩める開発者「テーブルクロス…布ですか?」
森クマ「うむ。イベントブースの机は、会議室机のパターンが多いから、そのままだといかんせん無機質な印象を与えてしまうクマ。」
(テーブルクロスを敷くだけで、展示会っぽさが出る。もうすごい出るクマ。)
アイちゃん「自分のゲームのテーマカラーみたいなのがあれば、それに合わせたテーブルクロスを敷くだけでもオシャレ感がでるよ!」
悩める開発者「なるほど。秋葉原ならドン・キホーテもあるし、用意しておこうかな…」
http://www.donki.com/store/shop_detail.php?shop_id=98
森クマ「それから、ディスプレイでPVを流したりする場合は、歩いて行くお客さんの目に留まる高さに調整できるといいクマよ。机の高さはそんなに無かったと思うので、底上げできる土台があると万全クマ。」
森クマ「ポスターもPOPスタンドを使うと高い位置に展示できて、より目立たせることができるクマ(Amazonで1000〜2000円で手に入る)。ただし、展示品を高い位置に飾る場合は、土台の安定には注意しましょうクマ。」
アイちゃん「そうそう!自分のサークルを飾り付けるのは大切だけど、両隣のブースに迷惑がかからない範囲でね!特にデジゲー博は、両隣とのスペースはほぼ皆無だから!アピールも大切だけど、お互いに譲り合いの精神も忘れないようにしようね!」
(イベント当日の朝は、両隣のサークルさんに挨拶しておこうクマ。1日隣り合わせになるので、仲良くするが一番良いクマ!)
2. 体力編
アイちゃん「そうだっ一番大切な要素を忘れていたよ!ずばり!!人間!!」
悩める開発者「にっ人間!?」
森クマ「そう、人間クマ。Human。イベントはだいたい10:00〜17:00くらいまで、7時間以上ぶっ通しが多いクマ。その間、ブースを1人で受け持つのはかなり、かなり大変クマよ。」
悩める開発者(あっ「人手」ってことか…。「人間」って…)
アイちゃん「イベントはお客さん対応の連続でもあるから、すごい体力を消費するよ!以前このクマが1人でデジゲー博に出た時は、それはもう悲惨だったんだから!」
(1人でデジゲー博に出たときのクマ。夕方近くにはもう死相が現れていたらしい。)
(これは誇張では無いクマ。ほんとにこうなるくらい疲れる。終いにはゲームの宣伝云々よりイベントが早く終わってほしいと思い始める。)
森クマ「二人〜三人体制が組めればベストだけど、一人出展の場合でも、休憩とか他ブースへ挨拶に行くときに、気軽に席を外せるように「席を外していますカード」を用意しておくといいクマ。」
アイちゃん「ただ、席を外す場合は、特に貴重品管理にも気をつけてね! 一人の場合は、展示用のスマートフォンとかは持っていくほうが安心だよ。」
悩める開発者「うーん、そうですねぇ…今からでも友達に頼んでみるかな…(というか寝不足なのが一番問題なのでは・・・)」
(夜が明け、初陣の朝を迎える)
森クマ「朝日が眩しいックマね。ではそろそろ今回のポイントまとめに入るックマよ」
展示会出展時のポイントまとめ
- 名刺やチラシは、たくさん用意しておこう
- グッズはネットサービスで簡単に作れるので試してみよう
- 試遊デバイスは、お客さんが手に取りやすいように工夫してみよう
- サークルのカラーに合わせてブースを装飾してみよう(ただし周りのサークルさんとの譲り合いの精神を忘れないように)
- 当日何か忘れても、会場近くにドン・キホーテがある
- 体力に気をつけて、イベント前日はよく寝よう
アイちゃん「どうかなっどうかな?イメージがついてきたかしら!」
悩める開発者「うっうん…なんとなくは…(眠い…)」
アイちゃん「よかったー!!でもこれは、あくまで森のクマの経験からのアドバイスだから、参考までにね!みんな、自分のサークルのカラーに合った展示ができるといいね!」
(後ろにいる森のクマが透けて見える)
悩める開発者「もっ…もふもふツインテールのアルファ値が!?」
アイちゃん「そろそろ時間だね…私たちは元の世界に戻るわ。安心して、私たちはいつでもあなたのブースを見守っている…たとえ両隣が大盛況で、君のブースに冷たい風が吹いている時でも!」
(こうなったときは強いメンタルが必要になるクマ。でも大丈夫、いずれ暖かな風が必ず吹くクマ!我々がついているクマ!)
アイちゃん「じゃあデジゲー博がんばってねー!!!あと課金の実装に困ったときは私に相談してねー!!」
悩める開発者(…もしかしたら…ぼくは夢をみているのだろうか)
クマ「うふふ…お別れの寂しさに打ち震えているクマね。まあまあ、森クマが消えるまでにはまだ時間があるみたいックマ。どれ、森のクマが淹れた特製のエグゼクティブBlackコーヒーでも飲んで目を覚ますックマよ。」
悩める開発者(このクマはまだいるのか…)
(お別れの時間がきたックマ)
(イベント直前は不慮の事故が重なるから、気を引き締めていくックマ)
デジゲー博は11月4日(日曜日)開催クマ!!
森クマのサークルSleepingMuseumも、ブース「C-07b」にて出展するので、白いクマをみつけたらぜひお立ち寄りをクマー!
(土壇場に不慮の事故でチラシが足りなくなったときは迷わずコンビニ印刷クマ!)
文・イラスト:ふりふら
森のゲーム開発室「SleepingMuseum」で白いクマや少女が暴れまわるゲームを作っています。
作ったゲーム:https://sites.google.com/view/sleepingmuseum/
森クマblog:http://shakeflower.hatenablog.com/
Twitter:https://twitter.com/shakeflower