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アプリ内課金(IAP)の実装・運用にかかる時間を大幅に削減してアプリの収益性を高めるサービス「itemstore(アイテムストア)」が、アプリ内課金に関する様々な話題や企画をお届けする公式ブログです。

【いますぐ始めるアプリ内課金】第2回:アプリ開発の準備と企画

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はじめに

この連載では、ブログで課金ゲームアプリの作り方を紹介していきます。

 

前回の第1回では、

というお話をしてきました。

 

今回はアプリ開発の準備編です。

開発はWindows環境(Windows 7 Home Premium 64bit)で、Unityを用いて進めていきます。

プラットフォームは Android をターゲットにしていますが、Unity / itemstore ともに iOS にも対応しているので、Mac環境で少し設定を変えれば iOS でも利用できると思います。

 

それでは、開発に必要なツールの準備から、実装前の設計までざっくりと紹介していきましょう。

 

開発環境の用意

Unity をインストールしよう

Unity は 2D/3D ゲーム開発環境で、さまざまなプラットフォームに対応しています。

Personal 版ならば無料で使うことが可能です。

 

インストールは Unity 公式サイト からダウンロードしたインストーラで簡単にできます。

 

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JDKAndroid SDK をインストールしよう

JDKAndroid SDK は、アプリをリリースするための Android ビルドを行う際、 Unity に設定しておく必要があります。

 

JDKJava による開発環境です。

Java SE Development Kit 8 - Downloads からダウンロードしてインストールすることができます。 Unity 2017.2.0f3 では JDK 8 を利用することをお勧めします。

 

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Android SDKAndroid のバージョンごとに提供されている Android アプリの開発環境です。

Unity - マニュアル などを参考にして Android SDK をセットアップしましょう。

Download Android Studio and SDK Tools | Android Studio からダウンロードすることができます。

 

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Visual Studio をインストールしよう

Visual StudioC#などのコーディングを行う際に便利な IDE です。

これは必須ではありません。好きなスクリプトエディタを選びましょう。

 

Visual Studio の場合、 Visual Studio Community - Visual Studio のように無料で使える、個人開発者にはうれしいエディションも提供されています。

 

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itemstore にアカウント登録しよう

アプリ内課金を簡単に実現するなら itemstore が便利です。

 

itemstore には次のような特徴があります。

  • サーバの知識や環境がなくても、本格的なアプリ内課金を実現できる
  • アイテム購入に必要なショップ画面も、簡単に作成できる
  • 無料で本格的なトライアルと、機能をフル活用するプレミアムのプランが選択可能
  • チュートリアルやサンプルなどの資料が充実している

 

この教材サンプルも itemstore (無料のトライアルプラン) を利用して作成します。

 

サービスを利用するためには、itemstore 公式サイト でアカウント登録を行ってください。

 

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▼各ツールのインストールや設定については、Qiitaで詳しく紹介しています。

 

qiita.com

 

自分にあったツールを探そう

フリーソフトを使うことで、画像や効果音を簡単に作成できます。

一例として、今回の教材のプロトタイプ作成で使ったフリーソフトを2つ紹介します。

他にも便利なツールがたくさんあるので、探してみると良いでしょう。

 

InkScape

https://inkscape.org/ja/

ベクター系の画像を作る際に便利なフリーソフトです。

特に今回のブロックくずしなどでは、四角形や円といった図形が多いため役立つでしょう。

使う際は少し慣れが必要なので、使い方を紹介しているサイトなどを参考にしてみてください。

 

Bfxr

https://www.bfxr.net/

レトロな効果音を自動的に作ってくれるフリーソフトです。

ジャンルごとにボタンを押すだけでランダムに効果音を作ってくれます。

使い方も簡単で、ちょっとした効果音を作るときに便利です。

 

環境が整ったら、開発を進めよう

個人ゲーム開発者にはさまざまな開発の進め方があると思いますが、今回は

 

企画→設計→実装→テスト→リリース

 

の流れで開発を進めていきます。

 

企画では、どんなゲームを作るか、何を体験させたいかを考えます。

見切り発車で迷走しないように、この段階で、ある程度完成イメージを決めておきましょう。

 

設計では、企画したものを実現するために、ゲームの画面レイアウトや機能を文章や図を使って客観的に整理します。

 

実装では、設計に従ってゲームを作ります。

画面・画像・音楽などを作成し、それを制御するコードをプログラミングします。

 

テストは、実装と交互にやる場合も多いかもしれません。

設計どおりの外観や機能になっているかを確認していきます。

また、遊びやすくなるように実際にテストプレイしながら、ゲームをブラッシュアップしていきましょう。

 

リリースは、Android の場合は Google Play Console で手続きを行います。

また、せっかくのゲームが埋もれないように、SNS・予約サイト・プレスリリースなどを活用して多くの人に知ってもらえるようにしましょう。

 

これは、あくまでも一例ですので、共感できるところだけ参考にしてください。

 

ブロック崩しの企画

目標を明確にしよう

まずは企画です。

とはいっても、ブロック崩しを作ることは前回で決定しています。

 

ブロック崩しを選んだ理由は、誰もが知っていて資料が豊富な定番ゲームなので、課金ゲームの作り方が学びやすくカスタマイズしやすいと考えたからでした。

 

そのため、今回作るブロック崩しは、次のようにシンプルで、課金要素を含むことを目標にします。

  • プレイヤーはバーを左右に動かせる
  • ボールはブロックと壁(上・左・右の端)とバーにぶつかると跳ね返る
  • ボールをぶつけるとブロックが壊れる
  • ブロックを全て壊すとゲームクリア
  • ボールが画面の下に落ちたらゲームオーバー
  • アプリ内課金で有利にプレイできる

 

他のブロック崩しを見てみよう

企画の段階で、作りたいものに近いゲームで遊ぶことはとても参考になります。

一般的に、どのようなルールがあり、どんな操作方法なのか、実際に体験しながら知ることができるからです。

 

ブロック崩しの場合は、

  • ボールを跳ね返すバーの位置によって角度が変化する
  • ゲーム開始時はタップした方向にボールが動きだす

などのように、実際に遊ばないと見落としがちな、一般的なルールを発見することができます。

 

また、実際にプレイすることで、創意工夫のヒントとなる改善点も発見できるかもしれません。ただし、面白くてゲーム開発の時間がなくなるくらいに遊び過ぎないように注意しましょう。

 

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調査のつもりが、進化したブロック崩し breaker にハマり、気付けば3時間も遊んでいた

 

最初から大規模なアプリを目指さないようにする

最初は定番のミニゲームレベルのものを完成させることを目指しましょう。

千里の道も一歩から。小さくても1つのゲームを完成させることで、自信がつき、出来ることも少しずつ増えていくはずです。

 

もしも、途中で完成は難しいと思ったら、企画を見直して、今できる範囲のものに軌道修正するのも良いかと思います。いつでもすぐに見直せることは、個人開発の大きなメリットです。こだわることも大事ですが、まずは完成させることを優先しましょう。

 

次回の予告

次回は「具体的にどうすれば、今回考えた企画を実現できるか」を設計していきます。

 

例えば、

  • 画面解像度はどうするのか?
  • ボタンなどの UI は何が必要で、どんなレイアウトにするのか?
  • 画像や効果音は何が必要か?
  • ボールはどんなふうに動くのか?
  • バーの操作方法はどうするのか?
  • ステージクリアとゲームオーバーの条件は?
  • アプリ内課金は何をどのように販売するのか?

など、実際に作るために必要となる、具体的な数値やルールを仕様として決めていきたいと思います。

 

アプリ開発において、設計はとても大事な工程です。プログラムを書く前にしっかりと仕様を整理・確認しておきましょう。

 

次回もお楽しみに!

 

 

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文・開発:さくらくらうど(@SakuraCrowd)

個人でゲームを開発しています。アプリ内課金については初心者ですが、itemstoreを利用することで簡単に課金ゲームアプリが作れることを、実際の開発を通して伝えられたら良いなと思っています。

Blog : http://sakuracrowd.blogspot.jp/

Twitter : https://twitter.com/SakuraCrowd